トレーニング中に手のひらが痛くて握り続けるのが大変。。握力が疲れてトレーニングが続かない。。
そんな経験はありませんか？
特に背中のトレーニングで、引く動作をする時に手が痛くなりがちですよね。重量を上げたいのに、手が悲鳴を上げることも多いでしょう。
そんな時におすすめなのが、パワーグリップやリストストラップです。これらのアイテムは手のひらの痛みを軽減し、より重い重量を引けるように助けてくれます。パワーグリップやリストストラップを使用することで、バーと皮膚の間にクッションができ、指を引っ掛けるだけなので余計な力が入らずに集中してトレーニングができます。
これらのアイテムは、トレーニングの質を向上させるだけでなく、様々な種類のエクササイズに対応できるため、一つ持っているとトレーニングの幅が広がります。
今回は、パワーグリップ・リストストラップのアイテムの使い方や効果、おすすめのメーカーについても紹介しますので、手のひらの痛みに悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
パワーグリップとは？
パワーグリップは、腕に巻く部分とラバー製のベロ状のパーツが一体化しているトレーニング用具です。左右非対称のデザインが多く、装着する際には形状を確認する必要があります。通常、親指側がくぼんでいるので、それを目安にして左右を見分けて手首に装着します。
装着した後は、バーベルやダンベルにベロの部分を巻きつけます。このベロを下から巻きつけるのが一般的ですが、上から直接握って使用することもできます。パワーグリップは握力のサポートと手のひらの保護をしてくれるため、特に初心者にとって使いやすいアイテムです。
主にチンニング（懸垂）やラットプルダウンなどの引く運動に最適で、ロウイング系の種目にも利用できます。ただし、非常に重い重量を扱う場合、特にデッドリフトなどでは、ラバー部分が破れる恐れがあるため、リストストラップの使用をお勧めします。これにより、より安全で効果的なトレーニングが可能となります。
パワーグリップの巻き方と使い方
パワーグリップは、手首にマジックテープで固定し、バーベルを握るだけで簡単に使用できるトレーニングアクセサリーです。使い方は非常にシンプルで、基本的にはベロ状の部分をバーベルに下から巻き付けて、その上から手で握ります。これにより、グリップが安定し、手のひらへの負担が軽減されます。
また、直接ゴム部分を上からバーベルにかぶせて使用する方法もあります。よりしっかりと固定してトレーニングを行いたい場合は、下から巻き付ける方法が適しています。パワーグリップはその簡単な装着方法と効果的なサポート機能で、初心者から上級者まで幅広く推奨されています。
厳選オススメのパワーグリップ
パワーグリップは、メーカーによってラバー部分の形状や質が異なります。価格帯もさまざまで、安価な製品はラバーが裂けやすかったり、ベロ状の部分が大きすぎて使いづらいことがあります。長期にわたって使用することを考えると、少し高価でも耐久性の高い良質なパワーグリップを選ぶことが賢明です。
良いパワーグリップを選ぶ際には、耐久性の高い素材が使われているか、ユーザーレビューでの評価が高いか、そして実際に使用してみて手にフィットするかどうかを確認することが大切です。一度購入すれば長く使えるアイテムなので、初期投資としては高品質なものを選ぶことをお勧めします。これにより、トレーニングの効果を最大限に引き出し、手のひらの痛みや不快感を最小限に抑えることができます。
ゴールドジム パワーグリッププロタイプ
出典：amazon.co.jp
ゴールドジムのパワーグリップは、その使いやすさとしっかりしたラバーの部分で、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。このパワーグリップには2種類のモデルがありますが、プロタイプは特に使いやすく設計されています。ゴム部分が厚すぎず、ラバーのベロも大きすぎないため、多くの人にちょうど良いフィット感を提供します。
サイズに関しては、一般的な男性にはMサイズが、女性にはSサイズがおすすめです。価格は12,000円から15,000円程度と少し変動がある場合もありますが、アクセスしやすい価格帯です。
特に背中のトレーニングを強化したい方には、パワーグリップを使用することをお勧めします。これを使うと、広背筋を使ってバーを引く動作がイメージしやすくなり、より効果的なトレーニングが可能になります。
varsa Gripps（バーサグリップス）のパワーグリップ
出典：versagripps.jp
バーサグリップス（Versa Gripps）は、その多彩な色とデザインのバリエーションで知られ、初心者から上級者まで多くのトレーニング愛好者に愛用されています。この製品の快適性と使いやすさが特に高く評価されています。
先ほど触れたゴールドジムのパワーグリップに「VERSA GRIPPS BY GOLD GYM」と記されています。これは、ゴールドジムの製品とバーサグリップスが同じ工場で製造されているため、基本的に品質は同じであることを意味しています。ただし、サイズ表記には若干の違いがあります。
価格については、ゴールドジムの製品よりもバーサグリップスが安価です。特にブランドにこだわりがなければ、コストパフォーマンスを重視する選択としてバーサグリップスを選ぶのが良いかもしれません。
ALL OUT
出典：all-out-fitness.jp
この商品はプロのボディビルダーが監修しており、実際のトレーニング現場での声をもとに、細部にわたるこだわりを持って作られています。公的機関の強度試験では、驚くべき376kgの引っ張りに耐えることが証明されており、その丈夫さが大きな特長です。また、滑りにくいノンスリップラバーを使用しており、グリップ力が高く、手に吸い付くような感覚が特徴です。
価格もとても手頃で、約3,000円程度で購入できます。ちょっと試してみようかなと考えている方は、この機会にぜひ購入してみてください。
リストストラップとは？
リストストラップは、手首に巻く帯状のトレーニング用具です。主にロウイング系の引く動作やデッドリフトなど、重いバーベルやダンベルを地面から持ち上げる際に役立ちます。
素材にはポリエステル・ナイロン・綿などの繊維素材と、皮革素材の2種類があります。
リストストラップは主に繊維素材が使われており、わりかし安価で取り扱いが簡単と言うメリットがあります。洗濯が可能な為、衛生面がきになる方はパワーグリップよりも快適に使えると思います。逆にデメリットとしては、繊維が柔らかい為手首に食い込みやすく人によっては痛みを感じることもあります。
リストストラップの巻き方と使い方
基本的な使い方を紹介しましょう。動画があれば一番理解しやすいですが、基本的にはバーベルと手にリストストラップを巻きつけるだけです。
ただし、リストストラップを使うのが初めての方は、しばしばバーベルに巻きつける際にリストストラップが緩んでしまうことがあります。リストストラップを使うポイントは、しっかりと締め付けることです。締め付けが十分でないと、バーベルと手の間に隙間ができてしまい、結局は強く握る必要が出てきます。
リストストラップを巻きつける際には、手に巻きつけながらしっかりと引っ張り、最後にはバーを転がすようにしてリストストラップをきつく締めます。十分に締め付けたら、バーベルを再度握り直して準備完了です。
コツは何度か実践することで掴めるので、最初は上手くいかなくても焦らずに何度も試してみてください。これにより、効果的にリストストラップを使用する方法が身につきます。
厳選オススメのリストストラップ！
リストストラップは、トレーニングアクセサリーの中でも特に丈夫なものとして知られています。その耐久性から、少々値段が高くても、気に入ったものや質の良いものを選ぶことが大切です。安いものを選ぶよりも、長く使えるものを購入することが結果的にはお得です。
さらに、リストストラップはパワーグリップと比較しても一般的に価格が安いため、選択肢も広がりやすく、自分の好みやトレーニングスタイルに合ったものを気軽に選ぶことができます。
GOLD’S GYM(ゴールドジム) リストストラップ
出典：https://ggmania.jp/collections/grip-assistance/products/86
ゴールドジムのリストストラップは、そのクラシックなデザインで長年にわたり多くのトレーニング愛好者に愛用されています。滑りにくい素材を使用しているため、トレーニング中のグリップがしっかり保持され、安定したパフォーマンスを支援します。
汗や汚れが気になる方でも、定期的に洗濯することで衛生的に使い続けられます。
価格も2,200円程度と比較的手頃で、コストパフォーマンスに優れています。このリストストラップは初心者から熟練者まで幅広いユーザーにおすすめのトレーニングアクセサリーです。
シーク（Schiek） レザーリフティングストラップ
出典：powerpit.net
シークの革製リストストラップは、その滑りにくさとしっかりとした固定能力から、重量トレーニングを好む方に特におすすめのアイテムです。革製のリストストラップは、グリップの安定感が高く、重たいバーベルやダンベルを扱う際にも信頼性があります。
革製のリストストラップは洗濯ができないため、清潔に保つには乾いた布で拭くなどのお手入れが必要ですが、長期間の使用に耐える耐久性があるため、時間が経つにつれてその質感や風合いに愛着がわいてきます。使用するほどに肌になじみ、自分の手に合った形に馴染んでいくのも革製品の魅力の一つです。
価格については、ナイロン製のリストストラップよりも高価な4,000円前後となっていますが、その品質と長寿命を考慮すれば、シークの革製リストストラップは、重量トレーニングを本格的に行いたい方に適した選択肢です。
Schiek（シーク）ベーシックリフティングストラップ
出典：amazon.co.jp
ストラップの端にはほつれにくい加工が施されており、長期間の使用にも耐える設計となっています。そのため、トレーニング用具としての耐久性を重視する方にもおすすめできます。
価格は2,000円前後と非常にリーズナブルであり、ゴールドジムのリストストラップと比較しても大きな差はありません。両ブランドのリストストラップは、トレーニングの効果を高める基本的な機能を持っているため、初めてリストストラップを使う方やコストを抑えたい方には特に適しています。
このシークのリストストラップは、そのコストパフォーマンスの良さから初心者の方にも、使い始める際の負担が少なく、基本的なニーズをしっかりと満たすことができる製品です。
リストストラップとパワーグリップはどっちの方がいいの？
よくリストストラップとパワーグリップはどちらを買えばいいんですか？と聞かれることがありますが、この二つはどちらもメリットとデメリットがあります。
この二つのアイテムは用途によって使い分けることが一番良いでしょう。
ベントオーバーローとデッドリフトのようなトレーニングでは、リストストラップを使うことをおすすめします。リストストラップを使うと、手にフィットしやすく、グリップ力が向上するため、フォームが安定しやすくなります。怪我の予防にも役立つので、重い重量を扱う時には特に重宝するアイテムです。
一方、懸垂やダンベルを使ったワンハンドローなどのトレーニングには、パワーグリップの使用が適しています。パワーグリップは握力をサポートし、狙った筋肉にしっかりと効かせることができるので、特にダンベルや懸垂、ラットプルダウンなどの背中の筋トレに効果的です。
総合的に、どちらのアイテムもトレーニングには有益ですが、使う種目や目的によって選択することが最善です。リストストラップは重量が重い種目での安定感と耐久性を提供し、パワーグリップは特定のプル動作での握力サポートと手のひらの保護に役立ちます。それぞれのニーズに合わせて選ぶことが、効果的なトレーニングにつながります。
| リストストラップ | パワーグリップ | |
| 使いやすさ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 耐久性 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
| 価格 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ |
| レベル | 中級者から上級者 | 初心者から上級者 |
パワーグリップのおすすめブランド・正しい使い方を紹介のまとめ
リストストラップとパワーグリップを紹介してきましたが、お気に入りのアイテムは見つかりましたか？これらのアイテムは用途に応じて使い分けるのが最適ですが、もし一方だけを選ぶなら、バーサグリップスのパワーグリップを特におすすめします。
もちろん、実際に手に取ってみて自分に合ったものを選ぶのがベストです。ただ、スポーツ用品店でこれらのアイテムを取り扱っているところは少ないかもしれません。お近くに店舗がない場合は、今回の情報を参考にしてオンラインでの注文を検討してみてください。それぞれの特性を理解し、自分のトレーニングスタイルに最適なものを見つけることが大切です。
