「脚痩せ」を実現するのは、現実的にほぼ不可能!?

多くの女性が憧れる「脚痩せ」ですが、実は脚だけを細くするのはとても難しいことです。人間の体は全体のバランスを保つようにできているので、全身が均等に太ったり痩せたりします。例えば、「脚は細くしたいけど胸のサイズはそのままで」と思っても、実際にはそう簡単にはいきません。脚を細くするためのダイエットを頑張ったとしても、胸のサイズも小さくなってしまうことが多いです。

それでも「どうしても脚を細くしたい!」と思うなら、脚が細く見えるように工夫することが一つの方法です。脚だけ痩せるのは難しくても、見た目を工夫することで細く見せることは可能です。

脚を長くするのも不可能。ならば、長く見せよう!

脚を実際に長くするのは難しいですが、見た目で長く見せる方法ならありますよ!

脚が長いというのは、どんなスタイルでも目を引くポイントです。男女問わず、脚が長いというのは多くの人が憧れる魅力的な特徴ですね。「八頭身」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、顔の大きさが身長の1/8であることを示し、美しいプロポーションの象徴とされています。顔が小さいだけでなく、脚が長いこともその一部です。

でも、脚の長さを変えることは後天的にはできません。身長が高くても、上半身と脚のバランスを自在に変えることはできません。ですから、重要なのは「見せ方」です。脚が実際に長くなくても、長く見せる方法を使えば、スタイルを美しく見せることができます。

これから、そんな脚を長く見せるテクニックをいくつかご紹介します。

体に強弱をつければ、脚が細く長く見える!

体の特定の部位だけが細く、そして長く見えるようにするには、どうすればよいでしょうか。それは、相対的に細く長く見えるようにすればよいのです。つまり、体に強弱をつけることが大切です。出ているところがあれば、その分だけ引っ込んでいるところが目立ちます。ボディーラインにメリハリをつける、と言い換えることもできます。これを、身長差が大きい2人の日本人女性を例にして説明してみましょう。2人が並んで立つと、1人は背が高く、もう1人は背が低いように見えるでしょう。しかし、背が高い方の女性の身長が200cmで、低いほうの女性の身長が170cmだとしたらどうでしょうか。200cmというのは日本人女性の中では、並外れて長身であると言えます。そして170cmというのは、200cmと比べれば30cmの差があるものの、日本人女性の中では背が低いどころか、長身の部類に入るのではないでしょうか。この例からも、相対的な差を利用した目の錯覚を利用するというのは、非常に有効だということがわかるのではないでしょうか。脚を細く長く見せるには、これを利用しない手はありません。

お尻と太ももの境目をハッキリさせることがポイント!

体の特定の部分を細く、長く見せるには、そのエリアをうまく強調することが鍵です。特に、お尻と太ももの間の境界線をしっかりと見せることが重要です。人間の体は一つなぎのもので、部分ごとに分けて考えているのは便宜上のことです。たとえば、お尻がたるんでしまっていると、太ももまでが太く見えてしまうことがあります。逆に、お尻がしっかりと引き締まっていると、太ももの境界がクリアになり、脚全体がスリムで長く見えます。

しかし、日常生活だけではこのような変化を達成するのは難しいです。また、食事だけで体型を大きく変えるのも限界があります。そのため、目的に合ったトレーニングを取り入れることが不可欠です。トレーニングによって筋肉を適切に鍛え、お尻と太ももの境界をはっきりさせることで、脚全体を細く、そして長く見せることが可能になります。

どんなに優れたトレーニングでも、継続して行わなければ意味がない!

脚を細く、長く見せるためには、お尻と太ももの間の境界をはっきりさせることが効果的ですが、ただ闇雲にトレーニングを始めても良いわけではありません。たとえ体型を改善するのに有効なトレーニングであっても、継続が欠けていると、期待した効果は得られません。どんなに良いトレーニングでも、短期間で諦めてしまっては意味がありません。長く続けるためには、いくつかのポイントがあります。

まず、自分にとって過度にきつすぎないトレーニングを選ぶことです。非常に厳しいトレーニングは、始めは効果が出ると感じるかもしれませんが、長く続けることが難しくなりがちです。また、効果が一朝一夕で現れるわけではないため、すぐに結果が見えないと誤解してしまうことがあり、その結果、モチベーションが下がり挫折につながります。

トレーニングを継続するためには、場所や時間に縛られない手軽にできる方法が望ましいです。特定の場所、たとえばスポーツジムでしかできないトレーニングは、そこへ行くこと自体がハードルになりえます。雨が降っている日や、仕事で忙しい日など、外出するのが難しい状況では、家で手軽にできるトレーニングが理想的です。

ここから、自宅で簡単にできて、脚とお尻にメリハリをつけるトレーニング方法をいくつかご紹介します。

お尻の筋肉を鍛える「ヒップエクステンション」

ヒップエクステンションとは、英語の「ヒップ(お尻)」と「エクステンション(拡張、解放)」から名付けられたトレーニングです。この運動を行うには、まず床に両手と両膝をついて四つん這いの姿勢をとります。次に、右足の膝を床から離し、後ろ上方向に向かって蹴り上げます。その後、膝が床につきそうになるまで元の位置に戻します。この動きを繰り返します。右足での動作が終わったら、左足でも同様に行います。足を蹴り上げる際には、反動を使わず、背中が反らないように注意しましょう。お尻の筋肉に意識を集中させながら足を上げることで、より効果的にトレーニングできます。

ひざでダンベルを挟む「レッグカール」

ダンベルを右脚の膝裏にあて、膝を曲げてダンベルを挟みます。このとき、バランスを保つために左足でしっかりと立ちます。ダンベルを落とさないように注意しながら、右足を後ろに引き元の立ち位置に戻します。これを数回繰り返した後、同じことを左足でも行います。

この運動は、特に太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)を鍛えるのに効果的です。安定して行うことで、脚全体の筋力アップとバランスの向上が期待できます。

太もも、ふくらはぎを細く長く見せるメリハリトレーニングを始めよう!

今回は、太ももとふくらはぎを細く、長く見せるためのメリハリトレーニングをご紹介しました。残念ながら、太ももやふくらはぎを部分的に細くすることや、物理的に長くすることは不可能ですが、トレーニングによってお尻とふくらはぎの境目をはっきりさせることで、全体的なプロポーションを改善し、見た目にメリハリをつけることができます。ご紹介したトレーニングはスポーツジムに行かなくても自宅で簡単に行うことができるので、場所や時間を選ばずに気軽に始めることが可能です。ぜひ、これらのエクササイズを試して、太ももやふくらはぎをスッキリと見せる効果を実感してください。