地域の皆さま、こんにちは。

プロフィットネス代表の小林です。

 

「もっと背中を大きく、厚く見せたい」

「逆三角形のラインを手に入れたい」

筋トレに取り組む方にとって、

背中(特に広背筋)を鍛えることは大きな目標の一つです。

 

そして、

その目標を達成するために欠かせないのが

ベントオーバーローイング」という種目。

 

しかし、このトレーニング、

「腕や腰が先に疲れて、背中に全然効いている気がしない…」

と悩んでいる方が非常に多いのも事実です。

 

特に、

背中を前傾させるこの種目は、

フォームが少しでも崩れると腰を痛めるリスクも高まります。

 

当ジムに来られるお客様からも、

「自己流でベントオーバーローイングをやったら腰をやってしまった」

というご相談をよくいただきます。

 

この悩み、ご安心ください。

私は体の専門家としての視点から、

なぜあなたのベントオーバーローイングは背中に効かず、腰に負担がかかるのか』

を解剖学的に徹底解説します。

 

 

この記事を読めば、

あなたは腰の不安なく、

安全かつ効果的に広背筋に刺激を集中させ、

「厚い背中」を手に入れるための

本質的なフォームを習得できるでしょう。

 


なぜ、あなたのベントオーバーローイングは「腰」が痛むのか?

 

多くのトレーニーが

ベントオーバーローイングでつまずく最大の原因は、

「引く動作」に意識が集中しすぎて、

前傾姿勢の維持」という最も重要なポイントが疎かになっていることです。

 

車移動が多く、

日常的に座っている時間が長い方は、

特に以下の2つの弱点を抱えています。

 

  1. 体幹(コア)の筋力不足:
    前傾姿勢を支えるために必要な
    腹筋群や脊柱起立筋(インナーマッスル)が弱く、姿勢を保てない。

  2. ハムストリングス(太もも裏)の柔軟性不足:
    股関節から前傾する(ヒンジ動作)べきところを、背中全体を丸めて代償してしまう。

 

特に体が冷えて固まりやすい環境にあると、
背中を丸めた状態でのトレーニングは
椎間板に強い圧迫をかけ、
腰痛を引き起こす引き金になります。

 

ベントオーバーローイングは「引く動作」ではなく、
前傾姿勢を固定する」動作が7割を占める、

と言っても過言ではありません。

 

 

ベントオーバーローイングで広背筋を最大収縮させる“アハ体験”のフォーム

 

ベントオーバーローイングは、
広背筋、僧帽筋、大円筋といった
背中全体を一度に鍛えられる背中の王様のような種目です。


しかし、
広背筋(ラット)にピンポイントで効かせるには、
引く動作に「骨の動き」を意識的に加える必要があります。

 

 秘訣は「肩甲骨」と「肘」の順序

広背筋は、
上腕骨(二の腕の骨)から腰や骨盤にまで広がる、
文字通り天然のコルセットです。


この筋肉を働かせるには、
腕を引く前に、

まず肩甲骨を動かす必要があります。

  1. スタートポジション(前傾姿勢の固定):

    • ポイント:
      バーベルを握る前に、胸を張り、背中を反りすぎない程度に一直線にします。

      この姿勢はお尻を少し後ろに引く「ヒンジ」の動きで作ります。

      この時の前傾角度は、約45度が目安ですが、
      腰に不安があるなら角度を浅くしても構いません。
      あなたの背中は「鉄板」です。
      動作中、絶対に曲げたり丸めたりしてはいけません。

  2. 引く動作(フェーズ1:肩甲骨の寄せ):

    • ポイント:
      バーベルを引くのではなく、
      肩甲骨の付け根にある筋肉を意識して
      左右の肩甲骨を背中の中心に寄せる」ことから動作を開始します。

      この時、腕はただのフックです。
      強く握りすぎると、前腕や上腕二頭筋に力が分散してしまいます。

  3. 引く動作(フェーズ2:肘の引き込み):

    • ポイント: 
      肩甲骨が最大限に寄った後、肘を身体の側面に沿わせるように腹部めがけて引きます。
      ターゲットは「広背筋の収縮」です。
      バーベルが腹部につくあたりで、背中が最も硬くなることを感じてください。

  4. 戻す動作:

    • ポイント:
      ゆっくりと負荷に耐えながら、肩甲骨を広げるようにバーベルを元の位置に戻します。
      力を抜いてしまうと腰を痛める原因になるので、最後までコントロールを失わないことが重要です。


プロフィットネスの解決策:
あなたのカラダを「腰痛予防マシン」に変える独自のメソッド

 

自己流でフォームを習得するのが難しいのは、
あなたの『姿勢のクセ』や『関節の硬さ』が邪魔をしているからです。

プロフィットネスでは、
「ベントオーバーローイングを教える」前に、
以下の「土台作り」を最優先します。

1. 動作の土台:『猫背解消とヒンジ動作の習得』

トレーニング以前に、
デスクワークなどで凝り固まった胸椎(背中の上部)の可動域を広げ、
背中を正しい位置で固定する練習をします。

安全な前傾姿勢の基礎である「ヒンジ動作」は、
リフティングベルトを使って体幹の使い方も指導します。



2. 刺激の最適化:『インクラインダンベルローイングの活用』


腰に負担をかけずに、
広背筋への刺激を最大化したい初心者の方には、「インクラインダンベルローイング」を推奨します。

インクラインベンチに胸を乗せて行うこの方法は、
体幹を固定する労力をベンチが肩代わりしてくれるため、
意識を「引く動作」だけに集中させることができます。

これにより、フォームを崩すことなく、
広背筋が収縮する感覚(アハ体験)を安全に得られるのです。

この「効く感覚」を掴んでから、ベントオーバーローイングへ移行します。

 

 

 

 



3. 応用とバリエーション

広背筋を上手に鍛える感覚が掴めたら、
グリップのバリエーションを取り入れます。

  • オーバーハンド(順手):
    背中全体、特に僧帽筋上部から中部への刺激を高め、
    背中の「厚み」を出すのに効果的。

  • アンダーグリップ(逆手):
    広背筋の下部や内側に強い刺激を与え、逆三角形のラインを強調するのに役立ちます。




よくある質問(Q&A):
ベントオーバーローイングを成功させるために


Q1.
ベントオーバーローイングの際に「パワーグリップ」は使った方がいいですか?

A.
初心者の方は積極的に使うべきです。

強くバーベルを握りすぎると、
前腕(腕の筋肉)が先に疲弊し、
肝心の背筋に刺激が届きません。

パワーグリップは「補助輪」のようなもので、
握る力を軽減し、背中に刺激を集中させる手助けをしてくれます。

「コントロールできる重量で、手はフック」という感覚を養うために非常に有効です。



Q2.
ケーブルマシンやTバーローイングはベントオーバーローイングの代わりになりますか?


A.

どちらも背中に非常に効果的な種目ですが、代わりにはなりません。

ベントオーバーローイングの最大のメリットは、
「フリーウェイト(バーベルやダンベル)で不安定な姿勢を維持しつつ、重力に逆らって引く」
という、体幹の安定性を同時に鍛えられる点にあります。

ケーブルマシンは負荷が逃げにくく、
Tバーローイングは胸を乗せて行えるものもありますが、
これらはベントオーバーローイングで培った「体幹の固定力」をさらに高めるための応用種目と捉えてください。



Q3.
デッドリフトとベントオーバーローイングはどちらを先に行うべきですか?

A.
基本的にはデッドリフトを先に行うことをおすすめします。

 

デッドリフトは全身の連動と、
より高重量を扱うための精神的な集中力を必要とするからです。

デッドリフトで全身の神経系を刺激し、
その後にベントオーバーローイングで広背筋の収縮と厚みを狙う、という流れが一般的です。

ただし、

腰に不安がある場合や、

ローイングに特化したい日は、

疲労の少ない状態でフォームを完璧にするために、
ローイングを最初に行っても問題ありません。

 


まとめ:厚い背中と健康な腰は「知識」から作られる

 

理想の肉体を目指す皆さん。

ベントオーバーローイングは、
あなたの背中を劇的に変える可能性を秘めた最高の種目です。


しかし、
その効果を最大限に引き出し、同時に大切な腰を守るためには、

自己流の限界を知り、専門的な知識に基づいたフォームを習得することが不可欠です。

 

広背筋はあなたの「天然のコルセット」です。

これを正しく鍛えることは、
厚い背中という見た目の変化だけでなく、
日常の動作や重い荷物を運ぶ際の腰痛予防にも直結します。

 

プロフィットネスでは、体の専門家の知識に基づき、
あなたの骨格や関節の柔軟性、
日々の姿勢のクセを徹底的に分析した上で、

腰に負担をかけず、広背筋にピンポイントで効かせるフォームをマンツーマンで指導いたします。


「腰が痛くて本格的なトレーニングを諦めていた」

「ネットの情報が多すぎて何が正しいかわからない」


一人で悩まず、
まずはあなたの現状の「姿勢の歪み」や「筋肉の弱点」を知りに来てください。


PROFITNSSでは【無料カウンセリング】を随時受け付けております。

 

プロの知識を味方につけて、安全かつ最短距離で、
憧れの「厚い背中」を手に入れましょう。

あなたにお会いできることを心から楽しみにしています。