この記事の結論

  • 肩こりのストレッチが効かない理由は、肩の筋肉ばかりを伸ばしているからです。
  • 痛い肩を伸ばすのではなく、体の前側にある胸の筋肉をほぐすのが正解です。
  • 毎晩1分、壁を使った胸のストレッチを2週間続けると、肩の軽さが変わります。

毎日ストレッチをしているのに、すぐに肩が重くなる。

首を回しても、その場しのぎにしかならない。

松本市の朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、無意識に肩をすくめることが増え、余計にガチガチになってしまいますよね。

動画を見て真似をしても、数日で元に戻ってしまう。

そんなお悩みを、現場でも本当によく相談されます。

自己流の限界を感じているなら、今日からやり方を少しだけ変えてみませんか。

なぜ肩こりのストレッチは効かないのか

肩こりのストレッチが効かない理由は、肩の筋肉ばかりを直接伸ばしているからです。

実は、肩こりの根本的な原因は、体の前側にある胸の筋肉の縮こまりにあります。

痛いところを伸ばせばよくなるというのは、多くの方が信じている誤解です。

肩がこっているとき、つい肩をもんだり、首を横に倒して伸ばしたりしますよね。

一時的には血流が良くなり、気持ちがいいかもしれません。

しかし、それは火災報知器が鳴っているのに、火を消さずに音だけを止めているようなものです。

巻き肩とは、肩が本来の位置よりも前に出て、内側に巻いてしまっている状態のことです。

仕事でパソコンに向かったり、スマートフォンを見続けたりすることで、この状態が体に定着してしまいます。

胸の筋肉が硬く縮こまることで、背中や肩の筋肉が常に前に引っ張られ続けているのです。

原因である胸を放置したまま、結果である肩をいくらストレッチしても、翌日には必ず重さが戻ってきます。

肩こりが戻る原因になる3つの無意識な癖

肩こりがすぐ元に戻る方には、日常の中で無意識に行っている3つの癖があります。

この癖をそのままにしていては、いくらストレッチをしても効果は定着しません。

現場で姿勢を見ていると、ほとんどの方に共通する特徴です。

癖1、座るときに骨盤が後ろに倒れている

椅子に座るとき、腰が丸まって骨盤が後ろに倒れている状態です。

骨盤が倒れると、バランスをとるために背中が丸まり、頭が前に突き出ます。

この姿勢のまま長時間過ごすことで、首と肩に人間の頭の重さがすべて乗ってしまいます。

癖2、スマートフォンの画面を覗き込んでいる

画面を見るときに、顔だけを画面に近づけてしまう癖です。

頭が本来の位置より数センチ前に出るだけで、首の後ろの筋肉には何倍もの負荷がかかります。

腕も体の前で固定されるため、胸の筋肉がどんどん縮んで硬くなります。

癖3、寒い日に肩をすくめて歩いている

冬場の松本市でよく見かける光景です。

寒さをしのごうと肩を耳に近づけ、背中を丸めて歩く癖です。

これが習慣になると、肩の筋肉が常に緊張状態になり、力を抜く感覚自体を体が忘れてしまいます。

慢性的な肩こりのとき体の中で何が起きているのか

慢性的な肩こりとは、背中の筋肉が常に引っ張られ、休まる暇がない状態のことです。

前側と後ろ側の筋肉の綱引きで、常に前側が勝ってしまっているのです。

肩の筋肉は引っ張られたゴム

肩の筋肉を、太いゴムバンドだと想像してください。

両手でゴムを持って、ピンと張り詰めるまで引っ張ります。

その状態のまま、ずっとキープするのは辛いですよね。

これが、あなたの肩で毎日起きていることです。

すでに伸びきって悲鳴を上げているゴムを、さらにストレッチで伸ばそうとすれば、もっとダメージを受けてしまいます。

胸の筋肉が本当の黒幕

一方で、体の前側にある胸の筋肉は、縮こまってガチガチに固まっています。

テントを張るときのロープを思い浮かべてください。

片方のロープだけを強く引きすぎると、テントの柱が傾いてしまいます。

この強く引いているロープが、胸の筋肉です。

テントをまっすぐに直すためには、反対側を引っ張るのではなく、強く引いているロープを緩める必要があります。

今日の夜からできる肩こり解消法

今日の夜から、壁を使って胸の筋肉を開くストレッチを始めます。

用意するものは、ご自宅の壁だけです。

肩ではなく胸を伸ばすことが、最も確実なアプローチです。

壁を使った胸開きストレッチのやり方

お風呂上がりか寝る前に、以下の手順で行います。

痛みのない範囲で、ゆっくり呼吸をしながら行ってください。

手順1、壁の横に立ちます。

手順2、右手のひらと肘を、肩と同じ高さで壁に当てます。

手順3、壁に腕を固定したまま、体をゆっくり左へひねります。

手順4、右胸の前側が伸びているのを感じたら、そこで動きを止めます。

手順5、そのまま深呼吸をしながら、30秒間キープします。

手順6、反対側も同じように行います。

これを左右それぞれ、30秒を2セットずつ行ってください。

週に4回、まずは2週間続けることを目標にします。

最低ラインとして、左右1回ずつでもやれば合格です。

2週間ほどで、朝起きたときの肩の軽さに変化を感じ始めます。

疲れている日のための1分版

仕事から帰ってきて、どうしても動きたくない日もありますよね。

そんな日は、仰向けに寝るだけの1分版を試してください。

丸めたバスタオルを縦にして、背骨に沿うように体の下に敷いて仰向けに寝ます。

両手をバンザイの形にして、力を抜くだけです。

タオルの高さで自然に胸が開き、重力でじんわりと前側が伸びていきます。

そのまま1分間、深呼吸をするだけで完了です。

プロフィットネスでは肩こりのここを見ます

プロフィットネスでは、肩だけでなく全身の骨格のバランスを見ます。

足首の硬さや骨盤の傾きが、結果的に肩こりを引き起こしているケースが多いからです。

記事でお伝えできることには、どうしても限界があります。

代償動作とは、本来動かすべき筋肉がうまく働かず、別の筋肉が代わりに無理をして動いている状態のことです。

同じ胸のストレッチでも、体の状態によって最適な腕の角度は全く違います。

少し腕を上げるだけで、別の筋肉が代償動作を起こし、胸に全く効かなくなってしまう方もいます。

ご自身ではそのズレに気づくことができません。

パーソナルトレーニングなら、少しのフォームの崩れをその場で見つけて、あなたの体にしっかり効くように修正できます。

また、運動が続かなかった理由も人それぞれです。

意志が弱いからではありません。

生活リズムとやり方が合っていないだけです。

私たちが、あなたの生活習慣を一緒に分解し、無理なく組み込めるタイミングを見つけ出します。

自己流で遠回りをして疲れ果てる前に、プロの目で一度、体の現在地を確かめてみませんか。

肩こりストレッチが効かないと悩む方のよくある質問3つ

肩こりについて、現場でよく聞かれる質問にお答えします。

どれも、多くの方が悩む共通の疑問です。

毎日運動しているのに肩こりが治らないのはなぜですか

運動の選び方か、フォームが間違っている可能性が高いです。

例えば、ウォーキングをしていても、腕を振らずに背中を丸めて歩いていれば、肩こりは悪化してしまいます。

まずはご自身の姿勢のクセを知ることが優先です。

マッサージとストレッチはどちらが良いですか

目的によって使い分けます。

マッサージは一時的な疲労回復や、リラクゼーションとしては非常に有効です。

しかし、姿勢の崩れを根本から変え、こりにくい体を作るためには、ご自身の筋肉を正しく動かすストレッチが必要です。

どのくらいの期間で肩が軽くなりますか

週に1回から2回の正しい運動を続けた場合、早い方で2週間から1ヶ月で変化を感じ始めます。

朝起きたときの重だるさが減った、というお声が非常に多いです。

長年かけて固まった体のバランスを変えるには、最低でも3ヶ月は必要だと考えてください。

まとめ

肩こりのストレッチが効かない理由と、その解決策をお伝えしました。

今日からぜひ、痛い肩ではなく胸を伸ばす習慣を始めてみてください。

この記事のポイント

  • 肩こりのストレッチが効かないのは肩ばかり伸ばすから。
  • 根本原因は日常の癖で縮こまった胸の筋肉にある。
  • 伸ばしきった背中の筋肉をさらにストレッチするのは逆効果。
  • 毎晩1分間、壁を使った胸のストレッチを2週間続ける。
  • 自己流で効果が出ない場合はプロの目で姿勢を分析してもらう。

プロフィットネスでは、無料カウンセリングを行っています。

あなたの肩こりがなぜ戻ってしまうのか、一緒に原因を探りましょう。

お気軽にご相談ください。