だんだん暖かくなってきて、

夏に向けて

「ダイエットしなきゃ―」

そんな声をよくきいたり、

「一週間で○○kg痩せた!食事方法」

といったSNSの投稿をみたり、

芸能人のすらっとした体型に憧れたり・・・。

 

そんなご経験ありませんか?

まず、その経験や感覚を否定するわけではありません。

 

特に若年女性に多い過度なダイエット。

それによる摂食障害。

 

食事が怖く感じたり、体重の増減で落ち込んだり。

そんなダイエットをしていただきたくないですし、そんな方を増やしたくありません。

 

現状、ダイエットが必要なのか否かを判断できる指標があるので、そちらをご紹介していきたいと思います。

 

【BMI】現在の自分の体型がわかる指標

 

BMI とは Body Mass Index (体格指数) の略称で

BMI = 体重(kg)÷身長(m)の2乗で算出できます。

 

この値は肥満や低体重なのかを判定する際に用いることができる指標で、国によって判断基準が異なります。

BMIは、健康状態や病気のリスクを評価する際に使用され、身体の健康を維持するための目安となる重要な指標です。

 

BMI              判定

18.5 未満         低体重(やせ)

18.5~25.0 未満    普通体重

25.0 以上         肥満

上記のように判定の定義となる値が決まっています。

 

さらに肥満の定義が日本肥満学会によって決まっており、

 

BMI              判定

25. 0  ~ 30.0       肥満Ⅰ

30.0 ~ 35.0        肥満Ⅱ

35.0 ~ 40.0        肥満Ⅲ

40.0 以上            肥満Ⅳ

と同じ肥満の判定でもBMIによって「肥満1」から「肥満4」に分類が異なります。

 

例1

 身長が150cm 体重45kg の女性 の場合

  45㎏ ÷ (1.5m)² = 20 kg/m²

  BMIは 普通体重

 

例2

 身長が175cm 体重80kg の男性 の場合

 80kg  ÷ (1.75m)² = 26 kg/m²

 BMIは  肥満 Ⅰ

例3

 身長が175cm  体重95kgの男性 の場合  

 95kg ÷ (1.75m)² = 26 kg/m²

というような判断をすることができる指標になります。

 

 

BMIが22になるときの体重が標準体重で、

最も病気になりにくい状態あるとされています。

 

25を超える脂質異常症や糖尿病、高血圧などの

生活習慣病のリスクが2倍以上になり、

 

30を超える高度な肥満としてより

積極的な減量治療を要するものとされています。

 

なお内臓脂肪の蓄積は必ずしもBMIと相関しないため、

メタボリックシンドロームの診断基準には盛りこまれていませんが、

メタボリックシンドローム予備軍を拾い上げる意味で

特定健診・特定保健指導の基準にはBMIが採用されています。

 
 
 
これらのことからご自身の体型の位置が
 
BMIを用いることで確認できると思います。
 

 

 

前述したようにBMIが高いからと言って

内臓脂肪が蓄積されているかどうかは限らないため、 

BMIといっしょに確認して頂きたいのが、

体脂肪率 になります。

 

 

 

【体脂肪率】

 

体脂肪率とは

体重に対して、脂肪が占める割合を示す指標で、

健康状態の評価やダイエットにおいて重要な情報となります。

 

脂肪は保護などの役割を持っていますが、

潜在的になると生活習慣病のリスクを高めます。

 

体脂肪率の正常値は、

性別や年齢、体格、生活習慣によって異なります。

 

一般的に、

男性で15-20%

女性で20-25%程度が

健康的な目安の範囲とされています。

 

判断をするためには、

医療機関や専門家による測定が必要です。

個人的な目安としては参考程度にとどめていく事が大事になります。

 

また、測定方法は様々あり、

医療現場で計測する事が精度や正確性も高いです。

 

家庭で測定できる体重計では

おおよその推定値になるため、

身体組成計を用いての計測が

簡易的なもので精度も高くなります。

 

体脂肪率は高くなるほど、

肥満や生活習慣病のリスクを高めます。

例えば、高血圧や糖尿病、心臓病などが挙げられます。

 

また、内臓脂肪が多くなると

肝臓や膵臓に負担がかかり、

脂肪肝や膵炎などの病気を引き起こすことも考えられます。

 

 

これらを踏まえて、

BMIと体脂肪率を加味して

ダイエットの必要性があるのか

検討していく事がとても重要になります。

 

 

個人のなりたい体型、目標体重があるので

一概に決めることはできませんが、

無理なダイエットを行わないことも

体と心の健康には重要です。

 

 

本日はダイエットの判断指標となる

BMI・体脂肪率

についてお話しました。

 

 

 

ちなみに…

当店では、

体重・体脂肪率・BMIを始め、

筋肉量・体脂肪量などが測定できる身体組成計があります。

 

測定のみもご利用可能ですので、ぜひご利用ください。

*1回 880円

 

 

 

 

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