「背中を大きくしたい」「背筋を鍛えたい」と思っている人はいませんか?

背中を鍛えるトレーニングとして、ロウイングしか知らないという人もいるかもしれません。今回はそんな方に必見のダンベルプルオーバーをご紹介します。

ダンベルプルオーバーは、聞いたことがある人は「胸を鍛えるトレーニングじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はこのトレーニングは胸だけでなく背中も鍛えられる万能トレーニングです。

さらに、フォームを工夫すれば、胸や背中など、効かせたい部位にしっかりと刺激を入れることができます。

上手く効かせることができれば、大きな背中を手に入れることも夢ではありません。

今回は、背中に効かせるダンベルプルオーバーをご紹介します。

背中のトレーニング「プルオーバー」


出典:https://kinxlearning.com/pages/pullover

ダンベルプルオーバーは、ダンベル1つを使って行うトレーニングです。

このトレーニングはフラットベンチに寝て行います。

フラットベンチに対して90度向きを変えて寝る方法と、縦に寝る方法があります。

今回は、背中の広背筋を主に鍛えるため、縦に寝た状態で行うダンベルプルオーバーをご紹介します。

プルオーバーで鍛えられる筋肉


出典:https://breakingmuscle.com/dumbbell-pullover/

プルオーバーは、胸筋、広背筋、上腕三頭筋など、広範囲に刺激を与えられるトレーニングです。

このトレーニングは、少しのポイントを押さえるだけで、効かせる部位が変わるため、注意しながら行う必要があります。

より効果を出したい場合は、狙いたい筋肉に意識を集中させて行うことが重要です。

どこの筋肉が動いているのかを確認しながら行うだけで、トレーニングの質がぐんと上がるので、ぜひ意識しながら取り組んでください。

プルオーバーのフォームとやり方

ダンベルプルオーバーは、ダンベル1つを用意して行います。重いダンベルから始めると関節を痛めやすいので、まずは軽い重量から始めましょう。

フラットベンチに横になり、ダンベルを両手で持ち上げます。この時、ダンベルのプレート部分を握り、バーには触れないようにします。この状態から、ダンベルを頭の上に下ろし、広背筋にストレッチを入れます。両腕が耳の横まで来たら、次にダンベルを少し持ち上げます。

広背筋を狙ったプルオーバーでは、ダンベルを上げすぎると刺激が抜けてしまうため、可動域は狭く保ちます。両腕が視界に入るようになったら、再度ダンベルを下ろし、この動作を繰り返します。

プルオーバーのポイントやコツ

出典:https://steelsupplements.com/blogs/steel-blog/how-to-do-dumbbell-pullovers-form-muscles-worked

広背筋を狙ったプルオーバーは、腕を固定して顎を引いて行うことがポイントです。

顎を引くことで上背部を固定でき、広背筋にストレッチが入りやすくなります。また、腕を固定することで余計な筋肉に刺激が入りづらく、広背筋を意識したトレーニングが行えます。

この2つのポイントは広背筋を鍛える上で非常に重要です。広背筋への緊張を保ったままトレーニングを行うことで、さらに効果が期待できます。

プルオーバーの注意点

出典:https://www.inspireusafoundation.org/barbell-pullover/

プルオーバーは関節に負担がかかりやすいので、軽い重量から始めてください。慣れてくれば比較的高重量も扱いやすくなるので、徐々にダンベルを重くしていくと良いでしょう。

重すぎる重量ではフォームが崩れることがあるため、8〜10回コントロールできる重量が望ましいです。

プルオーバーのまとめ

主動筋(主力筋) 広背筋
協働筋(補助筋) 大胸筋、上腕三頭筋
種目

ダンベルプルオーバー

バーベルプルオーバー

ダンベルプルオーバーオルタネイト

グリップのスタイル  オーバーハンドグリップハンマーグリップ

プルオーバーの動作のまとめ

  1. ダンベル1つを用意してフラットベンチに横になる
  2. 両手でダンベルを胸の前に持ち上げて頭の上に下ろす
  3. 腕は固定して広背筋にストレッチが入っていることを確認しながら行う
  4. 両腕が耳の横に来たらダンベルを持ち上げる
  5. 腕が視界に入ったら再度ダンベル下ろし刺激な抜けないように繰り返す。

背中を広く!:ダンベルプルオーバーの正しいやり方とその効果のまとめ

プルオーバーは、大胸筋や広背筋、上腕三頭筋に効果的な刺激を与えることができます。やり方やポイントを整理することで、これらの筋肉にピンポイントな刺激を与えられるので、ぜひ今回の記事を参考にトレーニングに取り入れてみてください。